「顧客本位の業務運営」取組方針について(フィデューシャリー・デューティー宣言)
Fiduciary Duty 宣言にあたり(2024年)
GAIAは今年で創業19期目を迎え、金融商品仲介業者として媒介するお預かり資産が585億円(※1)、会員サービスをご利用いただいているお客様は2023年末で838世帯になりました。
2016年に移行したフィーベース(残高連動報酬)のビジネスモデルも軌道に乗り、証券収益等にしめるフィー(※2)の比率は90%です。お客様と長期的な信頼関係を築くには事業がサステナブルであることは必要不可欠であり、利益相反の起こりにくいフィーベースモデルを基盤に、お客様と共に成長を目指してまいります。
GAIAがコミッションベースではなく、フィーベースのビジネスモデルに基づき提供している価値とはなんでしょうか。
それは、私たちのビジョンである”お客様の夢の実現”です。なぜこのようなビジョンを掲げているのかというと、私たちは金融業界にいるからこそお金を増やすことだけを最終目的にしてはいけないと思うからです。私たちが長期的時間軸で貢献したいことはお客様の夢の実現で、その夢とは、常に思っていることもあれば、忙しくて忘れていたような夢もあり、また自分だけではなく家族の夢かもしれません。GAIAのアドバイザーはその夢をお客様の価値観に寄り添いながら聞き、受容し、プランに落とします。そしてその夢の実現のためにあらゆるサービスを提供していきます。そのサービスというのは当然時代によって変わっていきますが、現時点でベストだと思っている基準をご紹介します。
繰り返しになりますが、私たちが目指しているのは“お客様の夢の実現”の1点です。その手段として私たちが試行錯誤の上でたどり着いたGAIAのあるべき姿、制度、考え方を「金融庁の掲げる顧客本位の原則」(原則1~7)フォーマットの枠組でお伝えします。併せて私たちがこれまで積み上げてきた“お客様の夢の実現”事例もインタビューの形で公開しております。
フィデューシャリー・デューティーとは「他者の信任を得て、一定の任務を遂行すべき者が背負っている幅広い様々な役割・責任の総称」です。フィデューシャリーはラテン語ではトラスト、つまり信任という意味になります。GAIAの”Fiduciary Duty宣言”は、どのように我々の哲学、ビジネスをお客様に信任してもらえるかを考え作成しました。本宣言の通り、高い倫理観を持って仕事をし、その通りにできているかを継続的にモニタリングしていくことで、長期的にお客様の信任を得て、お客様のより良い人生のために力を尽くしていく所存です。
またGAIAは2024年3月27日に東京証券取引所が運営するTOKYO PRO MARKETに上場をいたしました。これからは上場会社として、半年に一度の情報開示を含めたより透明性の高い経営をしていくことで、Fiduciary Duty宣言に則り多くの方からの信任に応えてまいります。
2024年6月
GAIA株式会社 代表取締役社長
中桐 啓貴
※2 信託報酬と助言報酬の合計
Fiduciary Duty 宣言
世界中の人々の夢を実現する
顧客本位の業務運営に関する方針の策定・公表等
GAIA では「お客様との長期的な関係づくり」を目指してサービス、人事制度、社員教育等を設計しています。
ここにその取り組みや制度を公表し、お客様の「夢の実現」のために社員一丸となり顧客本位な資産運用サービスを提供することを誓います。
金融商品仲介業者として媒介するお預かり資産 | 約585億円(2023年12月末時点) |
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共通KPI | プラス比率 99.3% (2024年3月末時点) ※詳細はこちら |
証券収益にしめるフィー(※)の比率 ※信託報酬と助言報酬の合計 |
90%(2023年12月末時点) |
ご契約世帯 | 838世帯(2023年12月末時点) |
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家族契約率 | 55%(2023年12月末時点) |
契約更新率 | 95%(2023年12月末時点) |
平均契約年数 | 5.47年(2023年12月末時点) |
アンケート回収率(契約更新時に毎年実施) | 37.6%(2023年12月末時点) |
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「お客様の最善の利益の追求」を基本信念として
顧客の最善の利益の追求
【GAIAの基本信念】
GAIAの社員は役職、職務内容に関わらず、創業時より下記の基本信念を日々の行動指針としています。特に一番目に掲げた基本信念はお客様の信任に応える最も重要で普遍的な信念であり、1~3はファイナンシャル・アドバイザーにとって一つも欠かせないお客様との約束事です。
- 私たちは、会社の利益よりお客様の利益を優先します。
- 私たちは、誠実でありコンプライアンスを守ります。
- 私たちは、優れたファイナンシャル・プランニングを提供します。
- 私たちは、イノベーションによって金融リテール業界を変えます。
- 私たちは、社員を尊重し責任と成長機会を与えます。
- 私たちは、常に幸せな気持ちで心を込めて行動します。
【「インベスターリターン」の追求】
GAIAの社名の由来はGlobal Asset Index Allocationの頭文字であり、世界に長期分散投資をすることが、お客様に長期的な経済的リターンを得ていただく為の最も確実な方法というのが、GAIA創業からの変わらない考えです。
お客様の経済的リターンを阻害するのは、マーケット下落時に一時的な損失に耐えられなくなり突発的に売ってしまうことや、相場を予想して短期的な売買を繰り返すといった投資行動です。お客様のインベスターリターン※向上のために必要なことは、流行りのテーマ型商品を提案することではなく、ファイナンシャル・プランニングに基づき目標に向けて適切な金額を分散投資いただくことです。
GAIAではアドバイザーと会社が一丸となり、お客様が相場変動に惑わされることなく長期投資を実践し続けるための支援に尽力します。
※インベスターリターン…投資家が実際に得た平均的リターン
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フィーベース(残高連動報酬)のビジネスモデルを採用
利益相反の適切な管理
お客様のご資産が増えることで私達が頂戴する報酬も増える、残高連動型=フィーベースのビジネスモデルが、お客様と共に持続的な成長を実現するための最善のビジネスモデルだと考えています。
私達の目的は、お客様に頻繁な売買をしてもらうことではなく、お客様の大切なご資産を守り育て、お客様に夢やゴールを達成していただくことだからです。フィーベースのビジネスモデルが利益相反を排除する最良の仕組みであり、この実践が私達の哲学であり矜持です。
証券収益にしめるフィー(※)の比率 ※信託報酬と助言報酬の合計 |
90%(2023年12月末時点) |
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手数料の明確な提示・お客様の目線に立った情報提供やご説明の実施
手数料等の明確化
重要な情報の分かりやすい提供
ファイナンシャル・アドバイザーに求められることは、お客様の立場に立って、お客様の判断や決断のために必要な情報を分かりやすく、平易な言葉でお伝えすることです。アドバイザーは難解な言葉を使わず、お客様の金融リテラシーに合わせたご説明を丁寧に行うことで、専門性を発揮します。
【金融商品仲介業について】
GAIAは特定の金融機関等を親会社に持っておりませんので、中立の立場からアドバイスを行ないます。所属金融商品取引業者との間で、仲介業を行なうために業務委託契約を締結し、所属金融商品取引業者を委託証券会社として、お客様のお取引口座の開設や投資信託等の売買の媒介等を行います。その取引手数料の一部が証券会社から当社に支払われます。お客様に証券口座を開設いただく際には、GAIAホームページにも掲載の「金融商品仲介業の仕組み」に関する資料を用いてご説明を行っています。
【お客様が支払う手数料について】
- 取引にかかる手数料の明確な提示、ご説明を行います。同じ金融商品で所属金融商品取引業者ごとに販売手数料が異なる場合、お客様にとって最適な提案を行います。
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GAIAがご提案するファンドラップおよび公募投信に関しては、販売手数料はかかりません。これは頻繁な売買が収益に繋がる手数料体系は長期投資を妨げかねないと考えているためであり、GAIAはフィーベース(残高連動報酬)のビジネスモデルを採用し、証券収益に占めるフィー比率をモニタリング指標の一つにしています。
なお、株式の売買手数料に関しては、所属金融商品取引業者所定の手数料が発生します。手数料コースをIFA事業者が選択できる楽天証券においては、国内株式手数料0円の「コースC」※を採用しております。
※詳しくは契約締結前交付書面等をご確認ください。
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/info/info20240226-01.html
※2024年6月時点の情報になりますので、最新の情報はお買い付け時に担当FPよりご説明いたします。
証券収益にしめるフィー(※)の比率 ※信託報酬と助言報酬の合計 |
90%(2023年12月末時点) |
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お客様の長期投資を伴走するためのGAIAの考え方、サービスの提供について
重要な情報の分かりやすい提供
顧客にふさわしいサービスの提供
私たちのゴールは、アフターフォローの継続によりお客様が長期分散投資による経済的リターンを享受し、それによりご自身や家族の夢、希望を実現していただくことです。GAIA はお客様にとってただの金融機関ではなく、信頼と愛着を感じていただける存在になることを目指しています。
ファイナンシャル・プランニングに基づいた商品提案を行い、アフターフォローを継続します
- 私たちはお客様のライフプランに基づき、お客様との対話を重ねた上で、ゴール実現に向けた最適な金融商品をご提案いたします。面談時は専門のライフプランニングツールを用いてキャッシュフロー表等で長期的な収支を見える化し、資料をお客様にご提供します。
- ファイナンシャル・プランニングは随時アップデートし、お客様のニーズに適した商品を保険も含めた金融商品(ファンドラップ、投資信託、債券、保険等)の中からご提案いたします。リスクとリターンはもちろんのこと、その商品を選択した理由をお客様にご説明します。
- 投資はスタートして終わりではなく、アドバイザーによるアフターフォローの継続がお客様の経済的なリターンを高めます。私たちの報酬は、相場を語ることではなく、マーケットの変動時もお客様に寄り添い続け、アフターフォローを継続することの対価だと考えています。
長期投資の伴走者として
- お客様お一人おひとりのライフプランに合わせた、長期投資に資する金融商品をご提案いたしますので、仕組債のような高リスクな商品やFX等、投機的な売買に繋がる商品は提案しません。
- 劣後債のような比較的リスクの高い商品をアドバイザーがお客様に提案する場合は、お客様のライフプランや投資経験、投資意向との整合性を社内で判断する承認制となっています。
コアとサテライト
- 私たちはお客様に適した資産配分とリスク許容度を必ず確認し、投資商品については「コア」と「サテライト」の考えのもとで提案しています。「コア」とは、中長期期なゴール実現のための金融商品であり、株式と債券に分散投資することで変動幅を抑えながらリスク管理ができる、予見性の高い金融商品が適しています。GAIAでは長期投資の哲学を共有できる運用会社の商品を組み入れたオリジナルファンドラップ GMA(楽天証券提供)をコアの商品として推奨しています。
- ファンドラップ購入にあたりお客様が支払う手数料から私たちがいただく報酬は、アドバイザーによるアフターフォローがあるからこそいただけるものだと考えています。運用状況報告等のレポートだけではなく、アドバイザーが半期に一度、直接お客様と対話を行い、ライフプラン変更の有無をお聞きしながら、目標達成までの進捗確認を行っていきます。また、投資には「楽しみ」という要素もあり遊び心も否定しません。応援したい企業や特定の分野に投資する金融商品については「サテライト」と位置づけ、お客様には限定された資産配分の中で投資いただいています。
提供する2つのサービス
就職や転職、結婚や子育て等のライフイベントを迎えながら、主に積立投資によって資産を積み上げていく時期には、専門のチームが担当し、必要なタイミングでアドバイザーとの面談を続けていただく『資産形成サービス』を提供しています。退職や相続等のより複雑な資産管理を求められる方には、専任のアドバイザーが年2回の定期面談を重ねながら、包括的なお金の課題解決に尽力する有料の『プライベートFPサービス』を提供しています。
『資産形成サービス』
- 無料サービス
- 専任のアドバイザーがつかずチームで担当
- お客様が必要なタイミングで面談を行う
- LINEやメールでの定期的な情報提供を行う
『プライベートFPサービス』
- 会員制サービス(年会費38,500円税込)
- 1アドバイザーあたり、担当できる世帯を100世帯までに制限
- 半年に一度の定期面談の実施
- 家族契約制(二世代サービス)
- 会報誌(月1回)発行や動画配信(四半期ごと)
四半期ごとに発行される運用状況報告レポートや動画配信を通じて、お客様の長期分散投資を組織としても支援します。 - 会員様向けカンファレンスの実施(半期ごと)
半期に一度、代表自ら会社の方針や長期分散投資の哲学をお客様と共有し、お客様からの質問にもお答えしています。また、経済や資産運用に関する話題だけではなく、終活や相続などライフプラン実現のための情報提供も目指し、社内横断で企画しています。 - その他イベントや勉強会等
年間を通じて文化芸術も含めた各種勉強会や懇親会等を実施しています。お客様同士の交流や、お客様の豊かな人生への貢献を目指しています。 - 他士業や取引先と連携しての課題解決
税理士、弁護士等、他士業や取引先との連携と信頼関係を深め、お客様の課題解決を支援しています。(相続、遺言、家族信託、住み替え、事業承継、等) - ご契約更新時に毎年アンケートをお客様へ送付し、11段階の指標で満足度を調査しています。指標とお客様の声を毎月集計し、全社員で共有、サービス向上に役立てています。
ご契約世帯 | 838世帯(2023年12月末時点) |
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家族契約率 | 55%(2023年12月末時点) |
契約更新率 | 95%(2023年12月末時点) |
平均契約年数 | 5.47年(2023年12月末時点) |
アンケート回収率(契約更新時に毎年実施) | 37.6%(2023年12月末時点) |
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お客様のパートナーにふさわしいアドバイザー育成と制度の整備
従業員に対する適切な動機づけの枠組み等
GAIAのアドバイザーは、お客様の考えや価値観を深く理解し、長期的なパートナーとして信頼いただくことから始まります。相場下落時に感じるお客様の心理的不安を理解し、行動のコーチングと言われる、お客様に長期投資を理解し継続していただくための支援も大きな役割です。GAIAでは、アドバイザーは相場見通しを語り金融商品を頻繁にお客様に売買していただくブローカーではなく、お客様のお金の課題の解決に尽力し、お客様の人生をより良い方向に導くために伴走を続けます。
また、顧客本位を守るためには、適切な人材育成に加えてアドバイザーの評価制度も重要です。以下の制度や仕組みにより、お客様の長期的なパートナーにふさわしいアドバイザーの育成や組織作りに努めています。
- アドバイザーは正社員、原則固定給制、原則転勤なし
- アドバイザーは残高ベースの評価体系を採用
- アドバイザーは入社後、金融商品や資産運用に関する正しい知識習得に加え、お客様の話を聞き続け価値観を理解するためのロールプレイング形式の勉強を繰り返し実施し、社内アセスメント(テスト)の合格を目指す。
- アドバイザーがお客様を担当するには、社内アセスメント(テスト)を通じて、複数の社員の目で、お客様にご満足いただける品質の面談を提供できるかを確認する。
- 社内アセスメントの合格後も定期的な社内研修を続けることにより、お客様の長期的パートナーにふさわしいアドバイザーを目指す。
- 金融商品の提案にあたっては一貫した説明が可能な金融商品の選別を組織として行い、アドバイザーは会社の方針に沿って実行。
- アドバイザーはミーティング等を通じてチームで相談しながら、お客様にとって最良の提案を行う。
- 営業部門から独立したコンプライアンス担当による研修の実施や営業活動のモニタリング等、適時適切な支援、検証を行い、アドバイザーの質の維持、向上を図っている。
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金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」と当社の「フィデューシャリー・デューティー宣言」の関係について
金融庁「顧客本位の業務運営に関する原則」の原則2~7(これらに付されている(注)を含む)に示されている内容とGAIAフィデューシャリー・デューティー宣言における対応関係は、下記リンクよりご参照ください。