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自己流で悩まず、自分に合った専門家に相談したから長期投資を続けられた。
家族と過ごす「豊かな」時間が何よりのご褒美
今回お話を伺ったT様は、独学で投資を学び、インデックスファンドを中心に資産運用を続けてこられたとのこと。徐々に運用金額が増えてくる中で、自分と同じ目線に立って長く寄り添い導いてくれる存在が必要だと感じ、GAIAに相談にお越しになりました。現在は定年退職を迎え、ご家族四世代の中心となって、日々忙しく充実した毎日を過ごされています。
今回のインタビューでは、GAIAと出会った経緯からご家族のヒストリーまで、多岐にわたるお話をお聞きしました。
【プロフィール】
T様 69歳男性 2010年にGAIAとご契約いただき、2015年からプライベートFP川越が担当。
独学で投資を学んだものの投資額の増加とともに不安を感じ、GAIAに相談。
リタイヤした現在も長期投資を続け、四世代の中心になって家族との時間を大切にしている。
リーマンショックをきっかけに投資をスタート
自分ひとりで判断することに、いつも不安があった
---GAIAに初めて相談されたのは2010年でした。当時は57歳、どのようなお悩みがありましたか?
T様:リーマンショックの少し前、ちょうど子育てを卒業した頃から、少額からでしたが個別株や投資信託への投資を始めていました。元々は定期預金や積立預金などでそれなりに増やせる時代を経験し、株式などへの投資にはそれほど関心はありませんでしたが、リーマンショックを境に環境が変わりました。ネット証券がより身近になり、独立系の運用会社なども設立され、インデックスブロガー(インデックスファンドを中心とした投資や運用の実践等をブログにする人たち)の情報発信を毎日のように目にするようになり、それならば自分もトライしてみようかという気になりました。個別株についてはソニーやトヨタといった好きな会社の株を買うことから始めましたが、日々の株価が気になり、上がると利益確定することを繰り返し、これでは長期的には資産は増えないと実感しました。同じように投資信託や外国為替も始めてみましたが、個別株と同様に短期的な見方になりました。
これではまずいと思い、長期国際分散投資の視点からポートフォリオやアセットアロケーションを本などで学習し、株式と債券、海外と日本、先進国と新興国といった具合に、自分なりに円グラフを作ったりしました。けれど、それでいいのかどうか確信が持てず不安でした。その後もインデックス投資を中心に進めましたが、投資額が増えてくると上下の振れ幅が大きくなり、その不安は増していきました。
---誰かに相談しようと思われましたか?
T様:ブログやネット、本などを頼りに個人のFPの方などを訪ねたことはあります。そうすると、例えば米国株だけで運用されている方とか、ポートフォリオ作成と助言で保有資産全体の○%いただきますという方もいました。私の場合は、自己流ながらもインデックスファンドや債券を中心にポートフォリオらしきものができていましたので、それに対しての助言と長期の目線が欲しいという私のニーズとは合わずにお任せすることはありませんでした。そんな時にたまたま目に留まったのが中桐さんの本です。第一印象はとても読みやすいと感じ、ぜひ直接お会いして話をしたいと思いました。会社も業種も新しく、まさにベンチャー企業で、どんなところなのか期待しながら日本橋の事務所に伺いました。
---中桐に会った印象はどうでしたか?
T様:私はそれまで、ジョン・ボーグル(バンガード・グループの創業者でインデックスファンドの生みの親と言われる)や、チャールズ・エリス(インデックス投資の教本として知られる「敗者のゲーム」の著者)の本、「ウォール街のランダム・ウォーカー」などの投資本を興味深く読んでいて、中桐さんが著書で述べていたことは、それらに近いと感じていました。
初めてお会いしたとき、中桐さんは私が自己流で作ったポートフォリオにダメだしすることなく、商品の入れ替えは徐々にしましょうとおっしゃり、投資方針も大きな変更なし。インデックスファンド中心については中桐さんも否定的ではなく、あとは全体のバランスですねと言われたことを記憶しています。意外でしたが、悩みながらも続けてきたやり方をまずは受け入れてくれたと思い、GAIAにお任せすることにしました。
---ご契約後は、どのようにGAIAで運用していきましたか?
T様:新たに投資する部分はGAIAにお願いし、これまでのバンガードのETFやインデックスファンドなどは保有し続けるというスタイルをとりました。ある面談の際、当時の担当FPから「TさんはGAIAなしでも大丈夫なのではないですか?」「GAIAに何を求めていますか?」と尋ねられたのですが、私は「安心料です」と即答しました。
それは、いろいろな本やブログを読んだり、専門家の講演会へ足を運んだりし、結局リスクを取るのは自分なのだと認識したからです。特に投資額が増えてくると一人で続けるのはかなりのプレッシャーになります。そこで自分と同じ目線に立って長く寄り添い指導してくれるGAIAのような存在が必要だと思っていました。
---投資の軸がしっかり出来ているT様にとって、GAIAはどういう存在でしょうか?
T様:いつも寄り添ってくれている感じがGAIAにはあり、それが一番いいなと思います。例えば、先の米国大統領選挙で投資環境はどうなるだろう?とふと思ったとき、届いたばかりの会報誌のトップページで中桐さんがメッセージをくれている。いつも話題がタイムリーだなと思いますし、特に長期投資についての様々な不安が和らぎます。何か気になっていることがあるとき、中桐さんのメッセージに答えがあることが多いです。
---GAIAで運用を始めて、印象的だったことはありますか?
T様:GAIAに出会って3年後に総資産が1億円を超えたとき、親睦会の席で中桐さんに褒めていただき嬉しかったのを覚えています。その2年後に運用資産が1億円を超えました、今考えると、自己流で悩むのではなく自分に合った専門家を選び相談し、長期投資を続けるという道を選んだことが良かったですね。
---2015年からFP川越が担当しています。川越の入社は2011年ですから、T様の方がGAIA歴が長いですね。川越とはどのような面談をしていますか?
T様:川越さんと話していると、文系とは違う、かといって理系でもない数学科専攻のユニークさを感じています。何を聞いても自信のある言葉で返してくれるのがいいなと思っています。投資については専門家ですので、毎回どんなことをお聞きしようかと楽しみにしています。また3人のお子さんがいて家族をとても大切に生活されているのがよくわかり、私もいつも中心に家族のことがあるので、毎回落ち着いてお話ができています。私の長男と川越さんは同年代ということもあり、その世代の考え方などを参考にさせてもらっています。
キャシュフロー表はとても大切なもの。お金の流れとともに家族との思い出など、人生の豊かさが確認できる
---今日はキャッシュフロー表とFRM(Financial Road Map※)をお持ちくださいました。
※ファイナンシャル・ロード・マップというGAIAオリジナルのワークシート。達成したい目標や夢を具体的に書き出すことで、将来のお金のロードマップを描いていく。
T様:キャッシュフロー表は、資産運用そしてライフプランにおいて最も大切なものだと思います。私は退職前(62才の時)に、10年、20年先まで割と細かく表を埋め予測をたてました。毎年、細かな増減はありますが、ほぼこの想定から外れません。年金を軸にお金の流れは一定していますが、長期投資の運用益が大きな安心感を生んでいます。家族の成長や旅行などの思い出もはっきりと表に残りますので、お金の流れとともに人生の豊かさが一目で確認できます。
またFRMはある時、川越さんが面談でいきなりやりましょうとおっしゃったので、その時は正直「えー」と思いながら取り組みました。即興で当時書いたことですが、今見返してみても、今でも同じことを書くのではということばかりです。コロナの影響で海外へ行くことは出来ていませんが、向かっている方向はほとんど一緒です。人生の目標、やってみたいことがブレていないことを確認できます。
Financial Road Map(FRM)
「子供たちと近くで暮らす」「親に限りなく長生きしてもらう」「ニューヨークで1週間ミュージカルを見続ける」「アメリカ横断ドライブをする」などが書かれています
定年退職を前に資産運用へのウェイトを更にかける決断をした
---ところで、GAIAに初めてお越しになった2010年は57歳、まだ仕事も現役でしたから、お忙しかったでしょうね。
T様:会社で企業年金の説明会があり60歳まで勤めた場合の年金額を提示されたのですが、年金だけでは自分たちの考える豊かな老後は望めないことを夫婦で確認したのを覚えています。この説明会を機に、すでにスタートしていた資産運用に更にウェイトをかけていくことにしました。妻もフルタイムで働いていましたので、妻の資産と私のものは完全に分けて運用してきました。これは妻の励みにもなっているようですし、後々贈与や相続などが発生したときにも役に立つと思っています。
私の両親は昭和一桁の生まれですが、両親も夫婦それぞれ別々に資産を分けて管理して、キャシュフロー表に近いものを母が作成して二人でよく確認しあっていました。相続についても公正証書を作成し、その考え方や過程は毎回報告を受けていました。父は厳しい人でしたが、晩年、私の資産運用については褒めてくれたのを覚えています。
---2016年、63歳で完全にリタイヤされましたね。
T様:退職の大きな理由の一つは、父の介護にかかわることが会社勤めをしながらでは難しくなったからです。両親は夫婦二人暮らしでしたが、母一人では限界で、私が月2回の大学病院への付き添いなどをしていました。介護認定を受け地域医療のサポートをいただきましたが、その立ち会いも必須で、父も90歳になっていましたので、本当にギリギリのタイミングで退職が間に合って良かったと思っています。健康やお金のことに始まり、家族の間の色々なことに目を配り上手く調整する人間って必要ですよね。退職後は、父と同様に私もそういう役回りをしています。
ライフワークにも繋がるさまざまな出会い
---四世代の中心にT様がいて、ご家族みんなのことに気を配っています。ご両親が元気な時は、毎年米国旅行に行っていたそうですね。
T様:小学校5年生のときに東京オリンピックがありました。東京に住んでいたので外国の方々がたくさん来日したのを目の当たりにし、子供心に英語を喋ってみたいと思ったことが今に繋がっています。学生時代は、音楽、映画、文学などから英語に親しみ、特に米国に興味を持ちました。大学卒業後は貿易の仕事をしたいなどと思っていましたが、オイルショックで募集が全くなく、教科書系の出版社に就職しました。会社勤めの最後の10年間、海外の絵本を日本で翻訳出版する事業に携わったことが自分のライフワークとも重なり、家族との海外旅行がより意味のあるものになりました。
---絵本を探しに、全米を車で回ったそうですね。
T様:日本で絵本というと学校にあがるまでと思われるかもしれませんが、特に欧米では絵本文化の歴史が長く、0歳から100歳までと読者のレンジが広いんです。日本では翻訳エージェントが全世界から原書を取り寄せ、出版社に紹介し出版に至るケースが多いのですが、自らいい作品を探しに行く翻訳家などもいて、私もその方法に興味をもちました。運転が趣味だったということもあり、全米各地の絵本専門店や独立系のユニークな書店をめぐり、絵本の原画のコレクションを見に、米国やカナダの大学図書館にも行きました。当時はスマホやナビはありませんから、地図をひらきながら通りや番地をたどり運転することもしばしばでしたが、仕事の枠を越えて楽しみました。
あるときはワシントンで絵本作家に会い、そこからナッシュビルに飛びカントリー音楽を聴き、絵本の主人公ローザパークスの記念館のあるモンゴメリーを経由し、原画展のあるあるアトランタまで車を走らせたり。郊外の絵本専門店に行くと、その地域性が絵本の並びにはっきり表れていて興味深いんですよ。自社の絵本のカタログを持参すると、よく来てくれたと言ってとっておきの絵本を出してきてくれたり、作家を紹介してくれたりする書店もありました。実際に出版まで結びついたものもあります。
---貴重な体験や出会いがあって、ご両親や息子さんたちを連れてのアメリカ旅行に繋がったんですね。
T様:自分がそれまで見てきた景色や体験を親や子供とも共有したいと思い、皆を引き連れて毎年のように米国、カナダなどを旅行しました。10回以上になると思います。記憶を後から作ることはできませんし、多少費用は掛かっても家族みんなが揃って旅行できたことは、家族のかけがえのない財産となって残っています。一人でも体調が悪かったり都合が悪ければ続けられなかったわけですから。やりたいと思うことは、その時やっておいた方がいいですね。
「豊かさ」を実感する家族との時間
---今は、お孫さんを預かったりと、毎日お忙しそうです。
T様:0歳から預かってきましたのでお互いに慣れていて、孫は一人でお泊りできます。息子もその奥さんも二人とも忙しい仕事をしていて、孫の面倒を見て協力するのは私たち夫婦の仕事です。料理も作りますよ。今は小学3年生になりましたが、夏休みは朝7時に弁当持参で我が家に来て、お昼を食べさせ14時に学童保育に送り届けます。私たちが孫からもらっているもののほうが遥かに大きくて、大変だと思ったことは一回もありません。子ども時代をもう一度楽しく経験しています。
今日は孫にGAIAでインタビューがあるので出かけるというと、それはどういうことか聞かれました。「じーじとばーばが会社でお仕事をしていたときに作った大事なお金があって、そのお金にしっかり働いてもらう相談に行くんだよ」と答えると、孫からは「お金に働いてもらうってどういうこと?」と質問されて。これは8歳には難しいですね。
「外で働く仕事をしていたけれど、今は歳をとったからかわりにお金に働いてもらって、ばーばやみんなのことを守るのが仕事」「コロナが終わったら、約束していたようにみんなで海外旅行をしようね」
これが今の私の素直な気持ちです。
---T様が考える「豊かさ」とはなんでしょうか?
T様:ずっと私たちにとっての「豊かさ」ってなんだろうと考えてきました。私の父はいつも家族の中心にいて、「みんな元気?」と聞くのが口癖でした。猛烈な仕事人間でとても厳しい人でしたが、退職後はまったく別人のようになり孫たちの面倒をよく見てくれました。手先の器用な人で、握りずしを目の前で握ってくれたり、庭いじりを子どもたちと一緒にしながら木や花や虫の名前を教えてくれたり。家族との時間は本当に大切ですし、「豊かさ」の一つの大事な要素だと思っています。
真のパートナー選びの重要性、GAIAだから長期で任せられる
---最後に、GAIAについてお考えを聞かせてください。
T様:中桐さんのベンチャー的な発想がGAIAの原点だと思いますが、今では銀行も信託も証券も、人生100年時代をキーワードに同じようなことを始めています。そこでの差別化は、やはり担当者の質の問題だと思っています。
お客様一人ひとり条件や求めているものが違う。そこを探り出し上手くすくい上げて助言までもっていけるかどうか、心から寄り添うことができるかどうか。担当者に頻繁に異動がある業種では、長く付き合えませんよね。GAIAではずっと変わらず、その時々の相談の履歴がきちんと残っています。適切な外部の専門家にも繋いでくれます。
40代、50代にもなると人生でいろいろな問題が出てきます。資産のこと、年金のこと、親のことなど、自分だけでは解決できず人にも聞けず、本や新聞雑誌の記事では不安といったときにGAIAのような存在が頼りになります。そして資産運用に関してはGMA(※)をコアに据えて、そこからいろいろな問題解決の相談に乗ってもらうのがいいのではないでしょうか。
コロナが終息したら、GAIAのイベントなどで会員の方々のお話を伺ったりできたらと思っていますので、これからもよろしくお願いします。
※ 「GMA」は楽天証券提供のGAIAオリジナルファンドラップ(GAIA Monitored Account)
---今日は運用からファミリーヒストリーまで、たくさんのお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
〜編集部〜
インタビュー後、GAIAのアドバイザーは「お客様を幸せにする素晴らしい仕事」というお言葉をいただき、胸に残りました。アメリカ旅行のお話からT様のご家族を大切にする価値観に触れ、そんな時間をもたらす長期投資の力も実感しました。私もいつか孫のために、現地の書店を巡れたらいいなと思っています。(インタビュー:編集部・クライアントリレーション永井)
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